今回はアシカたちが食べるものについて紹介します。
水族館の解説などでも紹介されてますが、なかなかぴんと来ない人もいるのではないでしょうか?
今回はそれぞれの生き物の写真も使ってたっぷり紹介します。

基本的には魚食性

世界中にはアシカの仲間は15種類いますが、すべての種類が魚介類を主食としています。
彼らは日和見食性と言って、決まった種類の魚を食べるのではなく、その地域や時期に食べやすい種類を探して捕まえています。

例えば水族館や動物園でおなじみのカリフォルニアアシカでは1990年代にはイワシをよく食べていました。

90年代にはイワシ餌として主に利用されていた
(写真はマイワシ)

2010年代からはイワシが取れなくなったためメバル類やヤリイカ、タラなどさまざまな魚種を利用するようになっています。

近年ではさまざまな種類の魚を利用するようになっている
(写真はシロメバル)
魚以外にもイカやタコも利用する
(写真はヤリイカ)

他には日本でも見ることができるトドでは、世界最大のタコであるミズダコを食べることが分かっています。

4kgにもなるミズダコを丸呑みすることもある。

ちなみに水族館ではアジやサバなど国内で入手がしやすい種類をあげています。

一部の種類では同じひれあし類やペンギンを食べることも…!?

水族館でも時々見かけるオタリアでは、自然下の一部の個体でペンギンなど大型生物を食べることが分かっています。

若い個体でペンギンを食べる事例が目撃されている、写真はキタイワトビペンギン。


なんと同じひれあし類まで食べる、特に海岸に集まるコドモは餌食になりやすい。

とはいえ、ほとんどの個体はタコやイワシなどを利用していることからも、あくまで一部の力のある個体が捕食していると考えていいでしょう。
ちなみに水族館のオタリアは魚やイカを食べています。

いかがだったでしょうか?
なじみのあるものから、意外なものまで巧みに利用するひれあし類たちは全国の水族館や動物園で見ることができます。
ぜひ会いに行ってくださいね!

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