ここで出会えたひれあし類


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今回は北海道・紋別町(もんべつちょう)にある「オホーツクとっかりセンター」に行ってきました。

国内唯一のアザラシ保護施設兼展示施設。まさにアザラシの聖地と言える。



ここは日本唯一の野生アザラシの保護施設で、もともとは、1987年にアザラシを保護展示したのがきっかけでできた施設だそうです。
2015年には「アザラシーパラダイス」というふれあい施設がすぐ隣にオープンしたため、従来の施設の名前が「アザラシランド」になり、「アザラシランド」と「アザラシ―パラダイス」を合わせて「とっかりセンター」になりました。

ちなみに「とっかり」というのはアイヌ語で「アザラシ」の意味(地域によってはアシカだったりします)です。
展示されているのも、紋別町の海岸で保護したアザラシたちです。
まさに超・地元密着型の施設になります。
それではさっそく紹介していきます!

とっかりセンターは2つの施設に分かれてます

ということでまずはとっかりセンターの入り口です。
車は水族館の目の前の共用駐車場に無料で停めれます。
車を停めると大きなゲートがお出迎え!

駐車場にはとっかりセンターのゲートが、ここからすでにテンションが上がってくる。



そしてなぜかその横にはゾウアザラシらしきモニュメントが、、、(笑)

雪の上のゾウアザラシ!?滑り台になっていて、実際のゾウアザラシより大きかった。



しかも、よく見ると足元にいる赤ちゃんはゴマフ模様です。

赤ちゃんのように見せて、大人のゴマフアザラシ像。


シュールですね、思わず、過去に飼育歴があったのかと検索してしまいました(さすがになかったです)。

門をくぐってすぐ目の前がアザラシランド(従来の保護施設の方)になります。

入館ゲートは支援金によってきれいに整備されていた。ここ数年のSNS人気でファンが増えたためだそう。
入館手続きは無人でチケット購入。外国語にも対応。



入館料は大人400円、、、安すぎます!

入館してすぐの階段を上がると、さっそくアザラシのプールになります。

ゲートをくぐった先にアザラシのエリアが待っている。



規模としては非常に小さい施設で、この写真に上がっているのがほぼ全てになります。

階段を上がると目の前には一面アザラシ!他の生き物は一切展示していない。


ここにはゴマフアザラシと、国内では飼育数が少ないワモンアザラシが合わせて20頭近く展示されています!
まさにアザラシの王国!

写真の奥の方にあるオレンジ色の建物が、実際に保護をしたアザラシの治療施設になります。

オレンジの建物に貼られていた解説。保護シーズンにはここに野生のアザラシが集まってくるのだろう。



保護したアザラシは基本的には治療→放流を目指しているので、展示プールにはほとんど出てきません。
建物の中への立ち入りや撮影は不可でしたが、中には治療用の個室プールが10個ほど設置されていました。
個室プールはアザラシの様子がしっかり観察できる作りになっていて(死角がないようになってました)、まさに保護専用設備と言えるものでした。

屋外の展示プールは4つに分かれていて、種類や性別で分けて展示されていました。

フェンスで仕切られたプールが4つあり、写真奥の屋根の下がイベントをする広場になっている。



各プールは広くて深めのプールと、陸場があった。この日は奥でワモンアザラシ達が日向ぼっこをしていた。



気持ちよさそうに休んでいるアザラシたち。見ているこっちが雰囲気にのまれそうになる。



さまざまな理由で野生復帰が難しく、そのまま施設で展示されているそうです。

よく見ると右目に大きな傷がある子も。元気な子は野生の海に帰っていくそう。


ワモンアザラシの展示数は国内最多!

ここではワモンアザラシはオス、メス両方を見ることができます。
合わせて4頭暮らしていて、飼育頭数は国内最多です。
さらに去年は繁殖にも成功しています。
ゴマフアザラシ達と同じガラスで仕切られてないプールで暮らしているため、距離感も国内トップで近い施設だと思います。

ワモンアザラシのメスチーム、去年に生まれた子も休んでいた。


ワモンアザラシのオトナのオスは顔の毛が抜けて、しわくちゃになるのが特徴です。

オスは別のプールで過ごしていた。柵がないので顔のしわまでくっきり見える!


こんな細かいところまで見れるなんて、圧倒的距離感です!
ガラスで仕切られてないので、アザラシの鳴き声や香りまでダイレクトに届いてきます。
繁殖期のワモンアザラシのオスはガソリン臭を出すそうですが、まだ2月は香ってきませんでした。
ぜひ体験してみたいものです、、、!

ぜひこの距離で香りも堪能したい、、、!次回の楽しみにとっておこう!


毎日開催の給餌解説は必見!柵なしでアザラシを見れます。

ここでは給餌解説をなんと柵なしで見ることができます。

給餌解説の見学は写真の屋根の下にあるスペースでできる、開始直前に中に入れるようになるので見たい人は必ず並んでおこう。

広場中央の白いマットはアザラシ専用エリアになっている。コスプレイベントの囲み撮影のようなスタイルで見学になる。



スタッフさんがドアを開けるとすぐに来る子、ぜんぜん来ない子とさっそくマイペースぶりを披露するアザラシ達。

一応揃うと種目を披露してくれます。

プールの門が開くと、ぞろぞろとアザラシが出てくる。どのプールの子が出てくるかは当日の楽しみ。


スタッフ1名が数頭のアザラシにまとめて合図を出しますが、ここでもやらない子やサボる子がいたりと非常にマイペースに進んでいきます。

お腹を見せてもらう合図を出すが、体の向きは本人たちのやる気次第になっていた。



解説が終わっても、全然帰らない子もいました。

何頭かはお残りをして種目の練習をしていた。スタッフさんがアザラシ達に愛情たっぷりに話しかけているのが印象的だった。



スタッフさんは終始無理に仕事する、というわけではなく、アザラシ達のペースに合わせながら作業をされてました。
とにかくすべてがアザラシペース、本当に独特な世界観に浸らせていただきました。

天然100%!?水中観覧エリアも必見です

屋外プールの一部は水中観覧ができるようになっています。
入り口すぐのドアから入ることができます。

SNSではあまり紹介されてないが、ここがかなり激熱ポイントだった、、、!


自然光の中を泳ぐアザラシは美しい、、、!
展示プールの水は目の前の海から引いているそうです。
多少濁りがあるのは、紋別の海が豊かな証でしょう。

どこまでも続く海のようにも見える水中エリア。
のんびりと泳ぐ姿に、ついつい癒されてしまう。



むしろこの濁りと自然光が、まるで海中でアザラシに出会った時のような雰囲気すら出しています。

ひょい、と現れるアザラシ。水中観覧エリアは室内なので、満足いくまでじっくり観察できる。



アザラシランドはこの水中観覧こそぜひ見てもらいたい場所だと思ったぐらい、とにかく美しかったです。

いかがだったでしょうか?
訪問した日はとても天気が良くて、ゆっくりアザラシ達を見ることができました!
そして実はこの翌日も行ったのですが、、、猛吹雪に見舞わてしまいました。
なぜか吹雪の中の方が元気そうだったアザラシ達の様子はまた次の記事で紹介します。