今回会えたひれあし類

6月に秋田県・男鹿水族館へ行ってきました。
ここはね、とにかく遠い(汗)
水族館って、普通は近くの駅から歩いて10分とか20分で着くと思うんです。
でもここは最寄りの男鹿駅からだと、なんと4時間半!

僻地中の僻地!
水族館公式HPでもタクシーかシャトルバスをお勧めしています。
ですがひれあし類の展示は本当に素晴らしくて、個人的にはTop3に入ると思っています。

2012年にリニューアルしたため、とてもきれいな建物。

そんなおすすめの男鹿水族館を早速紹介していきましょう!

最短で「ひれあし’s館」に行ってみる

入館して順路通りに行くと、地元の魚や熱帯の魚が見れるようですが、それだとヒレアシ類に会うまで時間がかかってしまいます。
ということで、個人的なおすすめは、受付通ったら順路どおり真っすぐ、、、ではなく曲がれ左!
あっという間にアシカとアザラシがいる「ひれあし’s館」に到着です(笑)

水中観覧への入り口。入館してすぐひれあし類に会いに行けるのは素晴らしい。

「ひれあし’s館」ってキャッチーな名前がついているのがいいですね。
陸上観覧と水中観覧エリア両方あるのですが、出入り口の関係で効率が良さそうな水中観覧エリアから行きます。

自然光が降り注ぐアザラシプールが美しい

水中観覧エリアはスロープ状の通路を通って、アザラシ水槽につきます。
通路はアザラシのイラストがあって、気持ちが高まってきます。

館内に入った瞬間から萌えてしまう、、、。



大きな水槽の中にある立体的な擬岩の中を優雅にアザラシが泳いでいきます。
アザラシを水中で見れる水族館はたくさんありますが、こんなに大きな水槽も珍しいですね!

ゆったりとアザラシが泳いできました。
なんだか眠そうですね(笑)



ガラスの前で待っていると、時折アザラシ達が様子を見に来ます。

好奇心が強い個体は近くまで見に来てくれる。




壁には飼育員さん手書きの解説パネルもあります。

温かみがあっていい解説でした。



かなり生態的な内容も書いてあって勉強になります、なるほど、「ひれあし’s館=ひれあし図鑑」ということなんですね!
なんと当サイトと同じ名前であったことがここで発覚。

一番大きなガラスから水槽を見るとキラキラと朝日が差し込んで、まるで天国ですか、というような眺め。
その中をアザラシが舞い踊るように泳いでいます。

天使が舞い踊っています。



水中観覧エリアを出て、今度は陸上観覧エリアに行きます。

水中観覧の出口のイラスト、とてもかわいい。また何度でも来るよ。



陸上エリア入口の手前にはおりもありました

ほぼ毎年アザラシの繁殖&搬出に成功しているので、日ごろ練習してるのかもしれません。



アシカプールが目の前にありましたが、プログラム「アザラシのエサの時間」が始まりそうだったので早めにアザラシプールに行きます。

水中観覧でアザラシが舞い踊っていた水槽。上から見てもきれいな作り。



陸上から見るとまた雰囲気が違うアザラシプールには、アザラシの息遣いが響いています。

今年生まれのアザラシがこちらをずーっと見ていました。
近くにウ〇チもあったが、君のものか!?(すぐ掃除されました)



プール内のいろんな場所で給餌をしてくれるので、どの場所からでも見やすそうですが、個人的にはアシカプール付近がおすすめ。
アザラシのご機嫌にもよるそうですが、観覧側まで出てくることががあります

アザラシの体のつくりについて解説してもらえました。
色んな位置にアザラシを移動させてくれるので、どの位置でも見やすかった。



男鹿水族館のビッグダディ、「ゴクウ」が出てきました。

目の前に出てきた!臆病なアザラシでここまでできるのは本当にすごい!



生態解説を交えながら種目を披露していて、かなり迫力がありました。
ただしジャンプの時は海水が割としっかり飛んできます(笑)

まんまるアザラシも、飛ぶとアシカみたいに細くなる。



「アザラシのエサの時間」が終わると、「アシカのエサの時間」が始まるので足早にアシカプール前に移動します。
手前はアシカが出るということなので、その一段後ろで見ることに。

アザラシプールのすぐ横がアシカプール。こちらは階段状に観覧席が設けられている。



予告通り目の前までオスのアシカが出てきてくれました!
お客さんがいる階段の間も来てくれました、近すぎて写真が撮れないぐらい。

オスのアシカが登場!いろんな種目を見せてくれます。
近っっっか!目の前で口開けもしてくれました、素晴らしい牙です。



こんなあられもない姿も見せてくれました。
オスの乳首って滅多に見れない(笑)

腹みせー。焼きナスみたいになってます。
真ん中のくぼみはおへそ。その周辺にある4つの小さなへこみが、乳首です。



プログラム以外の時間でも、時折アザラシやアシカが観覧側まで出ているので、トレーニング(ホイッスル)の音が聞こえたら行って見るのもいいですよ!

解説には出てなかった、メスのアシカのトレーニングを見ることもできました。


間近で珍しい標本を見れる!

ということで、ようやく本来のひれあし’s館の入り口に到着。

本当は陸上エリア→水中観覧という順路でした。陸上エリアの前に標本エリアがあります。




ここでははく製や骨格標本を見ることができます。

男鹿で生まれて死亡したゴマフアザラシの幼獣のはく製。ヒゲまでしっかり残っています。



個人的には、キタオットセイの骨格標本が超貴重でおすすめ!
キタオットセイって飼育園館も少ないし(男鹿でも展示はしてなくて、漂着して死亡した個体の骨を展示してます)、そもそも全身骨格標本を作るのは手間がかかります。

おおー!!!!キタオットセイの全身骨格初めて見たかも!

キタオットセイはひれあし類の中で、体長に対する後肢長が最も長い種です。
骨自体も長いのですが、一番は爪より先、人にはない軟骨部分です。
ちゃんと骨格標本でも再現してましたよ、激アツです!
陰茎骨(ペニスの骨)がないので、メスですね。

ちょっと斜めに展示されてて、もうちょっともうちょっと、、、と呪文を唱えながら撮影させていただきました。
以前訪問した際は真正面に展示されていたので、次回はまた真っすぐになっていてほしい。

キタオットセイのはく製もありました!



他にも過去に男鹿水族館で展示されていたカリフォルニアアシカのはく製も展示されていて、ここだけでもかなり見ごたえがあります。

こちらはカリフォルニアアシカのオスのはく製。立体的なポーズが印象的。



カリフォルニアアシカの骨格標本は立派なオスでした。

はく製と同じようなポーズになっていた。


オスの証、陰茎骨もしっかりありましたよ。

1本だけ反り返った骨が陰茎骨。



個人的に陰茎骨が好きなんですよ、深い意味ではなくて(笑)
種によって形や長さが全然違って、ちゃんと考えられてるんだなぁと考えさせられます。

アザラシカメラストラップをゲットせよ!

今回の訪問の主な目的は、このグッズを手に入れることでした。
しっかりゲットしましたよ、アザラシ柄のカメラストラップ(税込3,080円)!

特徴は何といってもこのゴマフ模様、完璧な配置です。
太目のストラップなので首への負担も少なく、使い勝手もよさそうです。

か、可愛すぎる、、、!よく見るとアザラシの顔もプリントされてます。

これからの旅のお供にしたいと思います!

他の展示も見ます

ほとんどの時間をひれあし’s館で使ってしまったので、やや急ぎ足で他の展示を見ていきます。
いいんです、好きなものを好きな割合で見るのがももこんちょスタイルです。

男鹿水族館は地元・男鹿の海で見られる生き物を中心に展示しています。

順路通りなら、入館後すぐにこの大水槽を見る。ここでは地元の魚を見ることができる。



アマゾンや熱帯の魚のエリアもあります。
内装にもかなりのこだわりを感じますが、時間がないので次に進みます。

ピラルクがたくさん泳いでいました。



一番人気のホッキョクグマエリアに到着です。
ちょうどペアリングの時期だったので、オスとメスが同じエリアにいました。
と思ったらすぐに別のプールにメスが移動していきました。

おもちゃがたくさん入っていて、よく遊んでいました。



隣のペンギンプールでは、ちょうどエサの時間が始まっていました。

2種類のペンギンが飼育されていて、せわしなく動き回っていた。



ハタハタ水槽には小さいハタハタと大きいハタハタがいました。
ハタハタはひれあし類は食べないですが、地元で愛されてる美味しい魚です。

大きな目が印象的な魚、ときどき砂にもぐっていた。



いかがだったでしょうか?
行きにくい場所にありますが、それでも絶対行く価値ありの水族館です!
ぜひ皆さんも男鹿水族館に行ってみてくださいね!

動画も見てね!