ここで会えたひれあし類

今回紹介するのは、石川県にあるのとじま水族館です。

ひれあし類以外にもイルカやペンギン、ジンベエザメなど人気生物が多く展示されている水族館で、北陸に住む人や観光客が多く足を運んでいます。
のとじま水族館は2024年1月に起きた能登半島地震で大きな被害を受け、ジンベエザメをはじめとした4000匹の生き物が死んでしまいました。
約1年にわたる復旧活動を終え、2025年の3月22日に完全営業再開をしました。
震災後に避難していたひれあし類たちもみんな帰ってきたため、今回訪問を決めました。
それでは紹介していきましょう!
さっそくひれあし類の場所へ
まずはゴマフアザラシの水槽へ向かいます。
のとじま水族館は大きく分けて6つのエリアに分かれていて、それぞれ建物が違っています。
順路通りに建物を通っていって、4つ目の「海の自然生態館」にゴマフアザラシがいます。

横長の水槽と円柱水槽が連結した水槽で、訪問時には2頭のアザラシが泳いでいました。
かなり水量があるプールで、アザラシ達は円柱水槽の方へ泳いで行ったり、横長の水槽内にある障害物の中を通ったりとのんびり過ごしていました。


また、屋外にも少し小さめのプールがあり、そちらでは1頭のアザラシを見ることができました。

解説プログラムも見ることができました。
プログラムは屋内の水槽で行いますが、給餌中に解説をするのではなく、先にアザラシ達にあげているゴハンや換毛の説明を一通り行ってから給餌に入る形式でした。
水槽内にスタッフさんが入って行う解説だと、だいたいマイクを付けて話をしながら種目を行いますが、今回は珍しいパターン。


もくもくとゴハンタイムを見るのに慣れない感じがありましたが、アザラシの様子に集中することができました。
かなり近くまで来てくれるのでアザラシのこんな表情も見ることができます。

アシカもいたが、、、!?
アシカはイルカ・アシカショーを行うプールにいるそうなので、最奥のエリアへと向かいます。
ショーは毎年内容が変わっているのか、訪問時は震災からの復興(生き物たちとの再会)をテーマにした内容でした。
そろそろアシカもでてくるかなーと思ったら、、、
出てこない、、、!?
ショー後に館内のプログラムスケジュールをよく見ると「現在アシカショーは行っておりません」と書いてありました。
繁殖期ではなかったのですが、まだ戻ってきて間もないアシカ達のリハビリ期間なのか新しいショーに向けての特訓なのか、、、
残念ではありますが、ぜひ次回はアシカ達のパフォーマンスも見たいと思います。
そしてショープール右側にはアシカのプールもありました。

どうやら従来はショーの時にしかアシカに会うことができなかったそうですが、日光浴するアシカをみれるスペースが新たに設けられてました。


給餌はドアの上からあげていく形式でした。

このドアを通るとすぐショープールなので、ぜひ今度はアシカショーを見たい!と思いました。
ひれあし類以外の展示
のとじま水族館といえばジンベエザメが有名です。
震災当時展示していた2頭は設備が壊れてしまった影響で亡くなってしまいましたが、訪問時には新たなジンベエザメが展示されていました。

またのとじま水族館のもうひとつの大きな特徴が、カマイルカのみのイルカ展示です。
水族館のイルカと言えばバンドウイルカですが、のとじま水族館の目の前にある日本海ではカマイルカの群れを見ることができます。
小柄な体型を活かしたスピード感ある動きは、バンドウイルカと違った魅力があります。
地元ならではの展示なのでぜひ見ていただきたいです。


ペンギンのお散歩も復活し、柵なしの至近距離で元気に歩くペンギンを見ることができました。

カワウソはまるで人間のようにきれいに麻袋に入ってスヤスヤ寝ていました。

完全復活を果たしたのとじま水族館が今後どんな発展を見せてくれるのか、楽しみです。
またぜひ足を運んでみたいと思います。