九州の海を再現した大規模な水族館

マリンワールド海の中道は福岡県福岡市にある大型の水族館で、「九州の海」をメインテーマに350種3万点の生き物を展示しています。年間約94万人が利用している超人気水族館の1つなんです!(全国の水族館ではTop10ぐらい)

水族館の外観。コンサート会場のようなインパクトがあった。
水族館の外観。コンサート会場のようなインパクトがあった。


2017年に大規模なリニューアルを行い、より地元に特化した素晴らしい展示が増えました。大人も子供も楽しめる魅力たっぷりの水族館となっています。

玄界灘を再現した水槽では、荒波の中をたくましく生きる魚を見ることができる。

ひれあし類は全部で2種類

マリンワールド海の中道ではカリフォルニアアシカゴマフアザラシの2種類を見ることができました。

カリフォルニアアシカ
ゴマフアザラシ

うみなかCUBEでアザラシに囲まれよう

ひれあし類が見られるのは、1階の屋外エリアにある「かいじゅうアイランド」です。ここでは陸場と水中の両方からゴマフアザラシとカリフォルニアアシカを観察することができます。

来訪時はあいにくの雨だったが、屋根があるので安心して見ることができた。


水中観覧エリアは「うみなかCUBE(キューブ)」と呼ばれる部屋になっていて、足元、側面、頭上も全てガラス張りになっているのでまるで水槽の中に入り込んだような雰囲気を味わえます。

うみなかCUBEの風景。幻想的な空間になっている。


真ん中にある柱の水槽は、上下からアザラシが出入りできるようになっています。かなり好奇心旺盛な個体がいたので、追いかけっこをしているうちに柱の中に入ってくれました。

人が歩いたり手を振ると付いてきた。ひと時だけアザラシを独り占めできる。


水中は白い階段状の床が広がっていましたが、陸上は岩場を再現した雰囲気になっています。2つのプールに分かれていてゴマフアザラシ&カリフォルニアアシカ(メス)と、カリフォルニアアシカ(オス)がそれぞれ展示されていました。

トレーナーが出入りするドアをしきりに気にするアザラシとアシカ
カリフォルニアアシカのメス。すっきりとした顔立ちが印象的だった。
給餌中はトレーナーがアザラシの体を触って健康状態を確かめたり、目薬をしていた。


オスのカリフォルニアアシカは1頭だけで飼育されていました。

オスはメスよりも体が大きいのでよく目立つ。


立派な頭のコブはオトナの証。頻繁に上陸していたので、じっくり観察することができました。

メスと違って、オスの頭には大きなコブがある。


マリンワールド海の中道では過去にアシカの赤ちゃんが生まれたこともあるので、時期によっては一緒に飼育しているのかもしれません。

プール隣には飼育個体の紹介パネルが張ってあった。その隣にあるパネルではゴマフアザラシを「Harbor Seal」と表記していたが、正しくは「Spotted Seal」か「Largha Seal」である。


残念ながら来訪した時には売り切れていましたが、有料でアシカやアザラシに餌やり体験もできるそうです。

購入したエサは給餌用の穴から投入して与えることができる。

ショーにはカリフォルニアアシカが登場!

毎日開催されているイルカ・アシカショーではカリフォルニアアシカが登場します。ボールバランスなど、アシカらしい器用な種目を披露していました。

背景に地元の美しい海を見ることができるショープール。
アザラシと違い、アシカは前肢が発達しているので倒立ができる。

マリンワールド海の中道の様子はYoutubeでも紹介しています。

ひれあし類以外のみどころ

マリンワールド海の中道は九州近海で見られる生き物を多く展示しています。
外洋大水槽では巨大な「シロワニ」というサメがひと際目を引きます。

恐ろしい顔立ちをしているが、性格は温厚なシロワニ。


沿岸域に暮らす小型のイルカ「スナメリ」は愛嬌たっぷりの動きでついつい水槽前に長居してしまいます。

まるで微笑んでいるような顔立ちをしているので、とても可愛らしい。


日本では九州沿岸のみに生息する「ムツゴロウ」も見ることができます。

ムツゴロウは干潟に生息する魚で、泥に巣穴を掘って暮らしている。


1階にあるレストラン「restaurant Railly」ではイルカショープールを泳ぐイルカやクジラを見ることができます。料理は見栄えが良く、味もとても美味しかったのでお勧めです!

目の前をイルカやクジラが泳ぐ、ショー中に行くのがおすすめ。
「塩サバとキャロットラペのチャバタサンド」。サバのうま味とさっぱりしたドレッシングの組み合わせが最高だった。