前回の更新では、伊豆・三津シーパラダイスの自然飼育場で見ることができるキタオットセイ・カリフォルニアアシカ・ゴマフアザラシを紹介しました。

今回はキタオットセイ以外の伊豆・三津シーパラダイスで会えるひれあし類を紹介していきますよ!
ここではアシカ科(アシカ・オットセイ)、アザラシ科、セイウチ科を全て見ることができるので、まだまだ見どころはたくさんあるんですよ!

アシカとトドのショーは圧巻!

「ショースタジアム」ではアシカやトド、カマイルカのショーを見ることができます。順番に生き物たちが出てきて、個性的な種目を披露してくれます。

カリフォルニアアシカはしなやかな体を生かした器用な種目を披露していた。
アンバランスなラケットを吻に乗せたまま倒立もできる。

特にトドは外見からは想像できない可愛らしい一面も見せてくれました(笑)

エサを食べるときの姿はまさに「海のギャング」。
舌を出してポーズを決めていた。

オスのトドがショーに出る施設はとても少ないので、伊豆・三津シーパラダイスにお越しの際は必ず見てくださいね。

ここにもひれあし類が!?

ついつい見落としがちですが、ショースタジアムの近くでもゴマフアザラシとトドを見ることができます。

2019年に生まれたオス。ショーデビューに向けて練習中らしい。
ショープール横の建物にある窓を覗くと、、、?

特にトドはショー以外の時間はここでしか見れませんので、必ずのぞいてみてくださいね。

トドが泳ぐ様子を見ることができる。

セイウチの器用な動きにはびっくり!

館内ではセイウチを見ることができます。
「セイウチのお食事タイム」では、セイウチがエサを食べる様子とさまざまな種目を見ることができます。

飼育スタッフが手渡しでエサを渡しながら種目を披露する。
セイウチはこんな動きもできる。

時にはこんな近くまで来てくれます!

近くに来るとすごいインパクト、、、。

セイウチはよくトドと間違われてしまいますが、伊豆・三津シーパラダイスにはセイウチもトドもいますので、ぜひ解説プログラムに参加してそれぞれの特徴を見比べてくださいね。

新エリア「みとしーラボ」にはアシカの標本が!

館内2階にある売店の奥には、2022年にできた新エリア「みとしーラボ」があります。

隣が子供限定のキッズエリアなので迷ってしまうが、勇気を出して入ってみよう。

ここでは「水族館のウラがわを遊ぶ・学ぶ・ふれる」をテーマに水族館の裏方作業やその成果を見ることができます。

バックヤードの一部や水槽を支える配管の構造などが見れる。

骨格標本も展示されており、よく見るとカリフォルニアアシカの頭骨も置いてありました!

カリフォルニアアシカの頭骨。歯が黒いのは健康に長生きした証。

さすがさまざまな生き物の飼育実績をもつ水族館だけあって、ひれあし類以外の標本も充実していました。

こちらはラッコの頭骨。アシカの頭骨とは歯や下顎の大きさなどに違いがある。

かなり館内の奥にあって見落としやすいので、ご注意を!

ひれあし類以外では地元の生き物を中心とした展示

伊豆・三津シーパラダイスでは主に伊豆の海をで集めた約300種の生き物が展示されています。河川から浅瀬の海、そして深海へと生息地ごとに分かれた水槽が並んでいます。館内も深海エリアに近付くにつれ雰囲気が変わっていくのでまるで海を探検したような気持ちになります。

最初は淡水エリアで河川の水底が再現されていた。
だんだん深海へと近づいていくにつれ水槽の雰囲気も変わってきた。
伊豆の目の前には日本一深い駿河湾があるので、さまざまな水深の生き物が展示されていた。
一番奥の水槽では深海に棲むタカアシガニが展示されていた。

特にクラゲのエリアは鏡張りになっていて、クラゲの世界に入り込むことができます。写真もとても撮りやすかったです。

ミズクラゲの細かい模様まではっきりと観察できた。

建物の外にはカワウソやフクロウもいました。

コロコロと動きや表情を変えるカワウソは、やはりここでも人気だった。

そして入り江を利用したプールでは、マダイやブリなどよく食用になる魚が展示されていました。水族館の外に見える生け簀では実際に養殖がおこなわれているため、それを再現しているそうです。ガチャガチャで購入したエサをあげることもできますよ!

地元の養殖風景を再現している。実際にエサやりができるのも面白い。

イルカはバンドウイルカとカマイルカの2種類が展示されており、特にバンドウイルカは入り江を利用したプールでショーを見ることもできます。

こちらの様子を観察しに来ていた。
カマイルカはアシカ・トドのショーにも出ていた。

まとめ

いかがだったでしょうか?
静岡県にはさまざまな水族館がありますが、その中でも伊豆・三津シーパラダイスはひれあし類の展示種数がダントツで多く、珍しいキタオットセイにも会うことができます。
そんなひれあし類のパラダイス、伊豆・三津シーパラダイスにぜひ遊びに行ってくださいね!