ここで会えたひれあし類



標本で出会えた種



先日島根県に旅行へ行きました。主な目的は、絶滅したニホンアシカのはく製を見ることです。
その場所の1つがしまね海遊館アクアスです、もちろん標本以外にもアシカやアザラシを近くで見ることができてとても充実した施設でした!
それでは紹介していきましょう!

出雲縁結び空港から車で約2時間で到着。


はく製はどこに、、、?まずはアシカとアザラシの近くへ

はく製があることは分かっていましたが、どこにあるのか、そもそも展示されているのかがわからなかったため、まずは「アシカ・アザラシプール」へ向かいます。

屋外エリアにあるプールではゴマフアザラシとカリフォルニアアシカが同居していました。

ゆったり泳ぐアザラシとその奥でトレーニング待ちするカリフォルニアアシカのメス。



プール前に到着するとさっそくメスのカリフォルニアアシカがこちらを見てました。

こちらに気付いてカリフォルニアアシカが近くまで来てくれた。



訪問時は雪で来館者が少なかったため、のんびりアシカ達を観察することができました。

雪の中の解説プログラムは神秘的

1日2回の解説イベント「アシカ・アザラシパフォーマンス」があったのでもちろん参加してきました。
アシカとアザラシが両方パフォーマンスするのかと思いましたが、私が見た回はアシカのみをトレーナーが誘導していました。

プールを広く使った種目が多く、アシカのダイナミックな動きも見せてくれる。


アシカとアザラシの違いを紹介する際に同じプールにいるアザラシの解説もするパターンでした。

解説中もアザラシ達はのんびりしていた。



お兄さんの話し方がなんとも魅力的で、寒さを忘れて聞き入ってしまうぐらい面白い解説でした!

アシカ・アザラシパフォーマンスのあとには「アザラシのなかよしタイム」というプログラムがあったのでこちらにも参加しました。
アザラシ「が」仲良くするのか、アザラシ「と」仲良くできるプログラムなのか、内容が分からずドキドキしつつの参加です。

寒空の中解説が始まる。


ちょうど吹雪いてお客さんがほとんどいないなか、ほぼ貸し切り状態でお話が始まりました。

手前のアザラシは得意の「飛行機ボーズ」を披露。アザラシらしいまったりした解説だった。


解説が終わるころには吹雪きがひどくなり、アザラシ達の姿がかすんできた。


スタッフさんも凍える中、アザラシ達は涼しそうな表情でさまざまな動きを見せてくれました。

これは確かにアザラシと仲良くなれたようなそんな穏やかな気持ちになれました。

ついに!出会った!ニホンアシカのはく製

アシカ・アザラシプールを見たところはく製はありませんでした。
館内のスタッフさんに聞いてみるか、、、と順路を進んでいくと、暗闇に何やらアシカのような姿が、、、。

照明もほとんどない通路の傍らにガラスケースが見える。



こ、これは!ニホンアシカのはく製ではないですか!?

カリフォルニアアシカに似た、しかしどこか古めかしさを感じるはく製があった。


ずっとネット上の画像では見てましたが、ようやく実物を見ることができました、、、。
しまね海洋館アクアスで見ることができるのは、メスのはく製です。
顔の形や姿勢は比較的きれいな状態になっていて、当時の姿を想像することができます。

毛皮の摩耗などはあるが、形の崩れなどはないいいはく製。


なんでこんな暗闇に、、、?もっと大々的に展示できる超貴重な標本です(これを見るためだけに入館料払えるぐらいです)。

パーティションの前で撮影するももこんちょ本人。これのために島根まで来たからには逃せない。


目立つ場所へ移動してもらえたら見つけやすいなーと思いますので、ぜひ次回に期待したい、、、そしてぜひ皆さんにも見ていただきたいと思います。

ひれあし類以外の展示

しまね海洋館アクアスの主な展示は島根県に伝わる神話(因幡の白兎など)にも出てくる生き物であるサメや、愛嬌たっぷりのベルーガです。

実は外観はサメがモチーフになっている。

アシカ達の撮影の合間にベルーガショーも見学。大人気のバブルリングを披露していた。



なんとトビウオの展示もしていました。

時折ヒレを広げて泳ぐ姿がかっこいい。ホソアオトビという種類のトビウオの仲間である。


名前はよく知られているトビウオですが、水族館での長期飼育は困難なので、常設で見ることができるのは全国でもしまね海洋館アクアスだけです。

ひれあし類以外でも見どころたっぷりの水族館でした、昼食を取れるエリアもあったので、1日かけて遊ぶこともできる施設だと思います。

いかがでしょうか?
都心部からのアクセスは少し難しいですが、行く価値大有りの水族館なので、ぜひ遊びに行って見てくださいね!