観光名所にアシカが!?

今回紹介するのは、アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコにある、ピア39で暮らすカリフォルニアアシカです。

サンフランシスコのシンボルである、ゴールデンゲートブリッジ。

野生のひれあし類を見るには、日本ではほとんどが真冬の北海道です。
とても辛いですよね…。

ですがピア39はおしゃれな観光地で、気候も本州とあまり変わりません。
そんなところでたくさんのアシカを目の前で見ることができます!
早速紹介していきましょう!

サンフランシスコのピア39

場所はサンフランシスコ最大の観光地でもある「フィッシャーマンズワーフ」の中にある「ピア39」です。

ピア39は水族館、アトラクション、クルーズなど観光客が1日中楽しめるエリアとなっています。
そのエリアの奥にある港の桟橋にカリフォルニアアシカが集まります。

ピア39はサンフランシスコ観光では外せない場所。
ピア39のKドックというポイントでアシカを見ることができる。

アシカをゆっくり観察しよう

早速アシカがいます!

イカダの上はアシカだらけ、、、!
私のプロフィール写真もここで撮影したもの。なんともいえない表情がたまらない。

ここでは1年中カリフォルニアアシカを見ることができますが、個体数は年や季節などで大きく変動するようです。
多い時には2009年11月に1701頭という史上最高の記録が残っています。

私は今までに1月と12月の2回訪問したことがありますが、全く見れなかったことはありませんでした。
時間によって数が変わるので、買い物をしながら何度も様子を見ていました。

場所を取り合って小競り合いすることも。
ケンカをする割にはくっついて休んでいる。
当サイトのバーナーに使っているこの写真もピア39で撮影した。艶やかな毛皮が美しい。

初夏には成熟個体が繁殖のためにチャンネル諸島などの繁殖地に移動します。
そのためピア39で見れる数が減ってしまうので、冬に行くのがおすすめです!

訪問したのは1月と12月。数が少ない日はあったが、全くいない日はなかった。

ピア39にアシカが集まるようになったのは1989年。
当時サンフランシスコで起きた大地震で港内に避難してきたのがきっかけともいわれてますが、詳細は不明です。
ピア39周辺にはエサとなる魚が多く、天敵のサメなどが入ってこれないことが、アシカが集まり続ける要因になっています。

港の中をアシカがゆったりと泳ぐ。

アメリカでは「海棲哺乳類保護法」によって、エサやりや捕獲、船や人がアシカに嫌がらせをすることは禁止されています。

昔はピア39には今よりたくさんの船が停泊していたそうです。
1995年以降はアシカに場所を譲って他の場所に停泊するようになりました。

現在でも港に船はあるが、アシカはあまり気にしてなさそうだった。

サンフランシスコ市の近くにある「The Marine Mammal Center」では、弱ったひれあし類の保護・治療が行われています。

腹に傷を負ったアシカ。傷は古くそこまで痩せてないが、必要になれば保護されるだろう。

ピア39公式HPではライブカメラで現地のアシカを見ることができます(ただし時差に注意!)。

ピア39の写真や動画

アシカ以外にも見どころが満載!

ピア39をはじめとしたフィッシャーマンズワーフにはシーフードレストランやお土産店が立ち並び、一日中遊ぶことができます。

アシカ以外にも楽しめる場所が多いので、事前に計画を立てて行こう。
フィッシャーマンズワーフのシンボルにもなっているダンジネスクラブ。日本では食べることができない逸品。
酸味のある特製パンに入ったクラムチャウダーは絶品、ぜひとも食べてほしい。
ピア39の目の前には脱走不可能といわれたアルカトラズ島がある。ここも観光船で行くことができる。

ひれあし類はいませんが、「Aquarium of the Bay」という水族館もあります。
ここではサンフランシスコ周辺に生息する生き物を見ることができます。
日本では激レアな生き物も見ることができますのでおすすめです。

規模はそこまで大きくないので、時間が余ったときにおすすめの場所。
日本とは違った自然を垣間見ることができる。
日本ではほぼ見られないカリフォルニアドチザメ。

サンフランシスコは日本から直行便も出ていてとても行きやすい場所です。
ぜひ一度遊びに行って、野生のアシカに会いに行ってくださいね!