フィリップ島~オーストラリアオットセイを求めて~

次はフィリップ島の紹介です。
フィリップ島はメルボルンから車で1時間半のところにあります。
島と本土は橋で繋がっているので、フェリーに乗る必要はありません。


公共交通機関はないので、こちらもレンタカーかツアーの2択になります。
今回は私はフィリップ島では超有名な、野生のペンギンを観察するツアーに申し込みました。



このツアーの途中でオーストラリアオットセイの上陸場(シールロック)と、ノビーズセンタ(Nobbies center)ーというフィリップ島周辺の生き物の紹介施設を見学する予定になっていました。
こちらも予約は日本語で簡単にできました。

申し込みが完了すると証明書が届く。注意しないといけないのは、ツアー数日前に集合場所が再度通知されること。申し込み後に届くメールにも気を配ろう。


ツアー最後の野生のペンギンを観察する席のランクによって、ツアー自体のお値段が変わります。
せっかくなので、一番いい席を指定しました。
集合場所からの往復バス、施設見学料含めて約20,000円でした。

バスが来ていざ出発!

集合場所はツアーの数日前にメールでお知らせされます(ここからは全て英語のメールが届きます)。
集合場所のお知らせ以外にも何通かメールが届くのですが、その中には本島に参加するかチェックインをするように指示されたものがあります。
うっかり忘れていると、ツアーに参加できない可能性もあるので要注意!

集合場所は大きなホテルに泊まっていれば目の前まで来てくれます。
私は安い宿に泊まっていたので、徒歩3分ほどの大きなホテルを集合場所に指定されました。
現地会社のロゴが入ったマイクロバスが迎えにきてくれます。

このロゴがツアーバスの目印。ただし同じバスが何台も走っているので、乗車口に貼ってある担当ガイドさんの名前を確認しておこう。



道中は観光地を見学

フィリップ島に行く前にいくつか観光スポットに寄っていきます。
そう、このツアーのメインはあくまでペンギンを見ること。
ペンギンが見れる時間まではのんびり進んでいきます。

まずは町中を周って、他の参加者を拾っていく。
全員揃ったら担当ガイドから説明がある。終日同じ人が付いてくれるので顔を名前を覚えておこう。



観光スポットの説明はツアーガイドさんが英語で説明してくれます。
各観光スポットは30~60分滞在していたので、これならノビーズセンターもしっかり見れるかなと私ものんびり楽しんでおりました。

日中はメルボルン周辺の観光スポットを周る。
自然保護施設も見学、ここにはひれあし類はいないがカンガルーたちに餌やり体験などができる。
こちらはウォンバット。こんなにのんびり見学していいんだろうかと、この時点で気になってはいた。
昼食もここのカフェでいただいた。かなり時間にはゆとりがあるスケジュールだった。



ようやくノビーズセンターに到着するも・・・

さあ、ようやくフィリップ島の先端にあるノビーズセンターに到着です!
建物の目の前にはオットセイが集まるシールロック(Seal rock)もあります。
早速見に行くぞ!と思ったら、なんとここの滞在時間は「20分」でした。

各観光スポットでは集合時間が掲示される。20分って、、、涙



ウソでしょ、いやいやあんな映え映えな家の前とか、カンガルーとかのんびり見てたじゃん、いや凄いのんびり進むなーって思ってたけどさ。
もっとのんびりしようよ、というかペンギンはいいから私を置いていってよ。
何ていうわけにはいかないので、少しでも長く見れるようにシールロックにダッシュします!

ノビーズセンターからの景色。とても美しかった。オットセイはどこだ!



この時のために双眼鏡も望遠レンズも持ってきたんだい!絶対見るぞ!と思ったら、、、

オットセイの上陸場は遥かかなただった…。



シールロック遠くない?全然見えなくない?
あきらめずに望遠レンズで撮影してみると、なんだか島の表面が動いてる?

よく見ると海岸や島の頂上にオットセイが見える、、、。

おおーオーストラリアオットセイ!
あんなに高いところまで、崖を登ってきたんですね。
凄い!もっと近くで見たかった(涙)

せめてノビーズセンターの中をしっかり見るぞ!とセンターへ走ります。

残り10分、センターに急ぐ。



センターの中にはグッズショップと展示エリアがありました。
時間が無いのでひれあし類グッズは全部買いました(笑)

じっくり品定めしたいが、時間が無いのでお金で解決。全部買い。
買った後によく見ると同じデザインのハットピン、マグネット、キーホルダーを買っていた(汗)


次は時間が許す限り展示エリアを、、、

売店すぐ隣には展示場があった。



展示場には島周辺で見られる生き物に関するパネルや標本がありました。
オーストラリアオットセイの毛皮や頭骨もありましたよ!

島の解説や生き物の紹介がされている。
オットセイのコーナーは他の生き物より広かった。
触れる標本も展示されていた。
南極域の生き物の紹介もあり、ミナミゾウアザラシのパネルもあった。

あぁほんとにオットセイを近くで見たかった、、、(涙)

ペンギンに会う前に・・・

あっと言う間に(個人的にはメインイベントだった)ノビーズセンター見学が終了し、(本当のメインイベント)ペンギンパレードの場所まで移動します。
ここでは専用のエリアから、帰巣するフェアリーペンギンを観察することができます。

メインのペンギンパレードの会場。とてつもない広さだった。



ペンギンまでの近さで席のランクが変わります。
一番高い席は地下にあるエリアで、なんと自分の目の前をペンギンが歩いていくのを見ることができます。
ペンギンパレードが始まるまでに時間があったので施設内を見学します。

ペンギングッズがほとんどだが、売店も充実していた。ちなみに手前に写っているパネルにはペンギンが見れる予測時刻や、昨日見れたペンギンの個体数が表示されている。

なんとグッズショップでは、フィリップ島の生き物を保全する基金へ寄付できるグッズが販売されていました。
オーストラリアオットセイのセットがあったので即購入しました!

基金へ寄付できるグッズ。袋の中にぬいぐるみと寄付の証明書が入っている。
海洋プラスチックに関する解説もあった。



この後ペンギンを観察して、最初の集合場所までバスで送ってもらい、ツアーは終了です。

ペンギンパレードの「アンダーグラウンド」エリア。ここでは自分の顔の目の前をペンギンが横切っていく。


予想の10倍ぐらい時間が足りなくて、予想の100倍ぐらい遠かったのですが、一応オットセイは見ることができました。
もちろんフィリップ島にも再チャレンジしたいと思います!
またフィリップ島内ではクルーズでシールロックのすぐ近くを周るツアーもあるようなので(ただしフィリップ島内をレンタカーで移動しないといけない)、次回はそちらにも参加したいと思います。

満足なオーストラリアの旅でした

4回にわたって紹介したオーストラリアの旅。
色んなひれあし類に会えてとても充実した時間でした。
予想外の出来事もありましたが、それはまた遊びにおいでと言われていると思って、次回のお楽しみにしたいと思います。

今回の旅で出会えたひれあし類たち。また会いに行きたい。


オーストラリアは空も陸も海も全部が広くて、とても穏やかな気持ちにさせてくれる場所です。
出会った現地の方にもとてもやさしくしてもらえました。
異国感がありつつも、気候も穏やかで、文化的なギャップも少ない、とても旅するのにおすすめな国だと思いました。

日本とは違った空、大地、海が広がっていた。
道端であっさりとカンガルーに出会うことも。素晴らしい旅でした!


ぜひみなさんも、オーストラリアに足を運んで、ひれあし類にも会いに行って、素晴らしい時間を過ごして見てくださいね!