今回で会えたひれあし類

今回は八景島シーパラダイスを紹介します。
9/11に訪問しましたが、日中は残暑とは思えない強い日差しのなか歩き回ったのでかなり辛かった、、、。
でも、そんな気持ちも吹き飛ぶほどの出会いがありましたので、ぜひ見てください!
オタリアがいる「ふれあいラグーン」へ!
今回はオタリアの赤ちゃんが目的でしたので、本館「アクアミュージアム」ではなく、「ふれあいラグーン」に直行です。

ここではイルカやアシカ、アザラシなど色んないきものにふれあいができる施設です。
基本的に屋根がないエリアで、歩いているだけで直射日光が突き刺さる、、、!
施設内には自動販売機もありますが、もちろん施設価格ですので、訪問する際は飲み物をたくさん持って行った方がいいと思います。
(浮いたお金は売店で使っちゃいましょう!)
とにかくまずはオタリアのエリアに行きます。

オタリアはオスとメスは分けて展示されていて、メスはゼニガタアザラシと同居していました。
なんとデッキにはここで見てねと言わんばかりのパラソルが設置されてました。

日陰で休みつつ赤ちゃんを探すと、、、!?

明らかに飼育員さんがじっと観察しているふっくらしたメスのアシカが展示場の隅にいます。
屋根がついていて、さらに陸場の袋小路になっている場所は出産、子育てにうってつけの場所。
絶対お母さんです、でも赤ちゃんがいない、、、
察するにお母さんの後ろで寝ている、、、マジかい、、、。
とてもいいことなんですがお母さんが赤ちゃんをしっかり守れるように他個体との間に入っているので、ぜんぜん見えない。
お母さん熟睡、他の個体も動かない、そしてしばらく給餌もなさそうとなると正直この時点でお手上げです。
一度バックヤードツアーに行きます
ということで気を取りなおして一旦事前申し込みした「ペンギン・アザラシ・オタリアの海の生きもの覗き見隊」に参加します。


このプログラムは過去にも参加したことあるので、内容は分かってましたが、オタリアの赤ちゃん生まれてもやれるんだ?と気になり申し込んでみました。
流れとしては、
ペンギン→ゼニガタアザラシ&オタリア→オスのオタリアエリアを見ていきます。

アザラシやオタリアのエリアでは落下物の誤飲防止のため写真撮影はNGです。
ちなみにペンギンはこんなに近くで見れました!


ゼニガタアザラシのエリアでは、中に入ってアザラシに触ることができます。
事前にスタッフさんから「赤ちゃん次第では入室できなくなるかも。その場合赤ちゃんの撮影タイムにします。かなり近くで撮影していただく予定です。」と説明がありました。
どっちも素敵過ぎる!、いや、アザラシはまたいつでも触れるから逆にナシでもいいぐらい、、、?
とワクワクしていましたが、みんな落ち着いていたので無事にアザラシとのふれ合いができました。



その間赤ちゃんが起きて、元気な鳴き声が聞こえてきました。
近くで姿を見ることができて、正直、写真を撮りたかったぐらいです。
ぜひ皆さんにはこのプログラムに参加してほしいです。
もう一度赤ちゃんを見に!
赤ちゃんが起きたのは確認できたので、ツアー後すぐに屋外デッキに戻ります。
見えました!



他の個体がウロウロしてるので、それを警戒して動く母親。
その後ろを1頭の赤ちゃんがぎこちなくついて来てました!

この大きさの違いが分かりますか?
赤ちゃんの体重は約10kgしかありません、それに対して母親は100kg近く。
数字では分かっていてもとにかく小さくて、動きもぎこちなくて、、、

「天使」という言葉しか出てきません。
頻繁に鳴いて、ミルクを飲んでいる様子も見れました。
赤ちゃんはまさかの「めえぇ~」と羊のような声で鳴いてました。

朝はしっかりお母さんに隠れていたので絶望しかけましたが、しばらく観察していると半分ぐらいの時間は姿が見えてます。
バックヤードツアーやすぐ目の前の広場で解説イベントが始まると、お母さんと一緒に歩き回る様子が多く見れました。
飼育スタッフさんたちはこんな暑い中、常時1人観察についていて、こまめに掃除をしたり暑さ対策の氷をあげていたりと万全の体制で子育て支援をしていました。

赤ちゃんが生まれると完全バックヤード生活になって見れなくなったり、物陰に隠れてしまう子も多くいます。
もちろん、施設ごとに飼育環境も違いますし、あくまで母子の健康が第一ではあるのですが、こうやってじっくり赤ちゃんを見れる八景島シーパラダイスさんの飼育体制には頭があがりません。
人が入ってもお母さんがパニックにならないほど、慣れているというのは、飼育スタッフさん達による日頃のの努力の賜物だと思います。
動画でも赤ちゃんの様子を紹介しています!↓
他のひれあし類も見ていきましょう!
まずは赤ちゃんと同居していたゼニガタアザラシ
満員電車に乗る人を彷彿させる佇まい、、、

よくみると立ち泳ぎではなくて、浅場の岩にしっかり立っていました。
アザラシとオタリアたちは一緒に泳いだり遊ぶようすはなく、適度な距離を保って暮らしているようでした。

ちなみにおととし生まれたオタリアの「まつり」はおてんばなお年頃のようで、飼育スタッフさんがにはもちろん、バックヤードツアー中に私たちお客さんの目の前まで来てこっちが避けて歩くプチトラブルを起こしておりました。

次はオスのオタリアです。
八景島育ちの子と新江ノ島水族館からブリーディングローンで来ている子がいました。
(八景島では他にもサンシャイン水族館から預かっているメスのオタリアもいたりと、複数の施設と協力してオタリアの繁殖に取り組んでいます。
オタリアは年々飼育頭数が減少してるので、こういった取り組みを本当に応援しています、、、!)

オスのオタリアは堂々としたたてがみが特徴的です。

9月は繁殖期は終わっていますが、それでも自然界では縄張りを持つために争うオスのオタリア同士をいっしょに飼育できるのは、八景島の広い飼育設備があるからなのでしょうか。
ちなみに1日2回行っている「アニマルパフォーマンス~ふれンDo!タイム~」ではオタリアも出てきます。
イベント後無料でオタリアに触れたり(すっごく珍しいイベント)、有料で2ショットも撮れますよ。


おわりに、、、って他のエリアは!?
朝からふれあいラグーンに入って、気が付いたら新幹線の時間に、、、。
って、私、他のエリア全く見てない、、、汗
入館料3500円、このチケットでジンベエザメやベルーガやイルカショーも見れるのに、一秒も見てません。
もはやふれあいラグーンのイルカもほぼ見てませんでした、、、
それぐら、ふれあいラグーンでの時間が濃厚だったのですが、少し惜しむとしたら本館にいるハイイロアザラシやセイウチを見れなかったことです。
こちらはまた次回ゆっくり見て回りたいと思います。
赤ちゃんが赤ちゃんらしい姿をしているのは数カ月だけなので、ぜひこの機会に超貴重なオタリアの赤ちゃんを見に行ってくださいね!